おいねのつる芋

 江戸時代、わが国に伝わったとされる古いジャガイモです。檜原村に伝わる伝統のじゃがいも、「おいねのつる芋」というのは、薮馬山荘(現在休業中)の何代か前の『おいね』さんという人が作り始めたとこの辺りでは言われています」と岡部さん。しかも「つる」は「蔓」ではなく、山梨県の「都留」の地名から来ているといいます。
 江戸後期には甲斐国の代官であった中井清太夫がジャガイモ栽培を奨励したとされ、享和元年(1801年)には小野蘭山が甲斐国黒平村(甲府市)においてジャガイモの栽培が記録されています(『甲駿豆相採薬記』)。この芋が「清太夫芋」(甲府芋)と呼ばれ、その後に都留に行き下栗芋となったといわれています。

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