江戸東京野菜について

シントリ菜(ちりめん白菜)

 ちりめん白菜は、昭和40年(1965)頃、江戸川区、葛飾区、足立区で盛んに作られました。葉全体がやわらかく、火を通しても歯ざわりがよいことから、中華料理の炒め物やスープに、芯の柔らかい所が使われていました。シントリ菜の名の起りは、注文する料理人がちりめん白菜の名を覚えられず、「芯を採る野菜」と卸に注文したことから、市場ではシントリ菜の名前が広まりました。しかし、昭和47年(1972)中国との国交が正常化した以降、各種中国野菜が入ってきたことから、このような利用の仕方はされなくなりました。

代表的な取り扱い地区のJA

JA東京むさし http://www.jatm.or.jp/