江戸東京野菜について

砂村一本ネギ

 ネギは天正年間(1573〜1592)に摂津(大阪)から砂村(江東区北砂・南砂)や品川などに持ち込まれました。当時のネギは葉ネギで、砂村は摂津より寒かったのか葉が霜枯れになってしまいました。農民はがっかりして根ごと抜き取り、掘った穴に捨て火を付けて燃やしました。葉ネギの僅かな白い軸の部分はこれまで食べることはなかったが、焼くと甘いことが分かりました。その後、砂村では土寄せし根深にして、白い軸を長くする技術が生まれ、江戸で最も古い千住市場や周辺農家にも「根深ネギ」が伝わったと言われています。

代表的な取り扱い地区のJA

JA東京スマイル http://www.ja-tokyosmile.or.jp/